ストーリーとは何か?とずっと考えてきた。

結論:

「意味(役割)を持った(関連性のある)連続性(つながり)」
=ストーリー

                    

ストーリーとは何か

物語とは何か

 

ビジネスの講座や漫画の講座を受けたことがある中で、その言葉自体がよくわからなかった。

自己啓発書・ビジネス書籍で「ストーリー」「物語」の重要性は語れど、その言葉自体をわかりやすく説明してくれてない。

本当に彼らは、その言葉をわかって書いているのか疑問だ。

 

ストーリーとは?

流れ?羅列?線?プロット? 道のり?移動?変化?つながり?旅?

 

でもってネットで検索しても

ストーリーとは何か→物語のこと

物語とは何か→物が語ること。ストーリーのこと

 

 

なんて感じで、さっぱりわからん。

プレゼンターの人が「ストーリーテリング」を語っていたので、講義後に質問してみた。

 

そしたら

「出来事の羅列。だけどプロットも大事。あ、時間ないや。ごめんね」

で終了。

 

 

プロット?と思って調べてみた。

そしたらストーリーとプロットは違うらしい。

プロットは大まかな流れや因果関係、伏線、出来事の関連性の「構成・土台」

ストーリーは具体的な作品として形に現れているもの。表面上見えるもの。出来事の順番

 

つまり

  • プロット=因果関係、時系列、関連性:設定、下書き段階

  • ストーリー=前後関係(時系列はバラバラ):作品、目にするもの

とも言える。

 

 

また、少し前にDr.stoneという科学アニメを見た。

人類が謎の石化現象で全滅した世界で、数少ない生き残りが知恵を子孫に残すために「物語」を使っているシーンに目をつけた。

物語調なら子供達にでもわかりやすく知恵を伝えられる。

 

まあそれ自体はビジネス書でもよく聞く。

ただ、ストーリーの存在とは、「何かを伝えるためにある」のではないか?と思った。

 

漫画ではキャラクターの魅力を伝えるためにストーリーがあると言う。

単行本を売るためには、キャラクター7割、ストーリー3割の比率で重要らしい。

僕が中学生の頃にハマったイカ娘もキャラクターが良いから売れた

なんて話も小耳に挟んだことがある。

 

つまり

ストーリーとは=伝えたい要素を伝えるためにある、情報の並べ方(見せ方)、関連づけかた

なのではないかと思った。

 

ちなみに、「関連づけかた」に関しては、

ただの情報の羅列はストーリーになるのか?と考えた結果、違うのでは?となった。

プレゼンでも、アニメや漫画を見ても、何かしら情報に統一感(テーマ)を持たせたり、

逆にテーマに関係ない情報は省略していることに気づいたからだ。

 

落語家女子5人がダベる「じょしらく」でも話題はブレない。

わたモテの主人公の思考も、つながりを持っている。

 

キャラの思考は場面転換してつながっている。

普通僕らは1日中同じことについて考えられるわけじゃない。学校、職場、家などで暮らす中で、様々なことに思いを巡らせる。

でも漫画キャラはそんな関係ない情報は描かれない。

 

テーマに関係ない要素は描かないのだ。

関連性がなければ削る。

「削る」「省略」

これは文章のコツ、話し方のコツなどを調べて頻繁に目にして漫画にも共通すると気づいた。

 

そして上手い人は削る以外に、さらに関連性ある情報を圧縮する技術も持っているらしい。宮崎駿がそれっぽいらしいが。

 

 

何かしら目的があって、それを達成するための手段としてストーリーがあるんだとわかった。

 

「神話の法則」と言うストーリーの並べ型がある。

その目的も、途中で出てくるアイテム(商品)を売るために、「商品の魅力」を伝えるために出来事や情報を並べているに過ぎない。

 

長年一番効果があったとされるから、神話の法則を使ってセールスしましょう

なんて教えられるのだろう。

 

ちなみに、神話の法則がわからない人は「進研ゼミの漫画」を思い出してみよう。

 

そして商品の魅力を語る上で、商品に都合の悪い情報はほとんど出てこない。

「都合の良い情報」を並べて魅力的に見せる。

ここでも関連性を持たせているし、商品の魅力を伝えるために情報を「取捨選択」している。

 

 

ただの羅列はストーリーとは呼びにくい。

そこに何かしらのテーマ性、関連性、連続性、共通の要素がなければいけない

ex.キャラクター、テーマ・話題、事件……

 

 

そのように、「面白い」とは何か?とも考えてきた中で「つながり」が関係しているとわかった。

 

「ギャップ」の要素も応用が効きやすいが、今回は省略。(←今回は「ストーリーとは何か?」を考え伝える為のストーリー記事なので)

 

 

つながり=関連性

具体例→ex.星座、物語、伏線、講義、動画、記事、矢印、マインドマップ、テーマ、一貫性、統一感、・・・

(思いつき次第追加してゆく予定)

 

伏線が回収された時、人は快感を感じる。前に描かれた出来事の意味が今つながったからだ。(→喋りに応用する人もいる)

音楽を聴いて過去の記憶と今の自分がつながった時、脳に刺激が走る。

 キャラクターの過去がわかり、今の容姿や行動、価値観へ繋がるからさらに魅力的になる。

好きなキャラとキャラが知り合う展開もワクワクする。(個々人とは知り合いだけど、その二人同士も知り合いだと気づかない「焦らし」展開もありがち)

 

 

「点線面」という言葉がある

  • 点と点がつながり線となる
  • 線と線がつながり面となる
  • (面と面がつながり立体となる
    つながるほど次元は上がる
    ゆえに繋げるレベルが高い人は「次元が違う」なのでは?)

 

ただの点だけだとつまらない。せめて線の話をするべし。

ウンチクって「点」だけの話だからつまらない

  • 何かしら応用につなげたり
  • 相手の興味につなげた方が興味を持ってもらいやすい

ウンチクマン(つまりウンチくん)はそこが足りないと気づいた

 

また、面白い人間になるためには軸を持て

ジャンルを超えた話ができるようにしろ

と教えられたことがあった。

 

ブログでビジネスの発信をする人が増えたけど、

ビジネスジャンルの話だけするんじゃなくて、

医療ジャンルの話からビジネスの話へつなげたり

飲食や娯楽のジャンルを「ビジネスの視点」を持って観察したり

そういうジャンルをつなぐ話ができると面白い人間になれる

なんて聞いた。

 

 

 

まあビジネスブログの人は、結局最後はメルマガ登録へ誘導する流れにつなげているけどね。

そういう風に線としてつなげる話し方ができれば面白い話になる可能性はあると思う。

トレンドで今注目が高い話題に対して自分の意見を述べる系コンテンツもこういうことじゃないかな。

 

 

それとアイディアが生まれる瞬間も、頭の中の知識や経験が化学反応を起こしてつながっている。

脳の神経回路(つながり)がビビッと刺激を受けるわけ

僕は散歩してる時なんかよくアイディアが生まれるんだけど、

その瞬間って、めちゃくちゃ快感なんだよね。

 

ただ火花のようにアイディアは忘れてしまうので、すぐメモしておかないと、せっかく繋がった回路が消えるらしい。

 

つまり、人はつながりが好きだし、線(面)が好き。

だから話のネタや話の構成(つなげ方)も点で終わらせないようにしようってこと。

 

というか「ストーリーライン」って言葉あるでしょ?

「ライン=線」ってしっかり入ってるんだよね。

そのラインは何を表しているのかといえば、

  • 「感情」
  • 「幸と不幸」
  • 「チャンスとピンチ」とか

だから「ストーリー=線」の可能性は高いんじゃないかな。

 

                      

 

人はストーリーが大好き。面白いから。

じゃあなんでストーリーは面白いのか?と考えると、様々な要素がつながるから。

(「興味づけの工夫」は省く)

ミステリーも事件解決の材料は出揃って、主人公が関連づけた推理で解決する

(後出し多いイメージあるけど)

 

出来事と出来事の中に関連性があるし、何かしらの変化やつながりがある。

 

 

 

そうだ、「変化」もストーリーの1要素ではある。

ビジネスの勉強で物語で変化を見せろと教えられた。

ex.キャラの成長、人間関係のつながりと発展、場面、能力、進化、覚醒、‥

 

そういった変化もストーリーに欠かせない。

神話の法則で商品の魅力を伝えるために、商品によって使った人が成功する(成功してない状態から変化した)展開を見せる。

 

 

 

 

話を変えよう。動画や記事では、タイトルで興味を持ってきてくれた人には結論ファーストで教えよう。と言われる

その伝え方、並べ方も「ストーリー」と呼べるのではないか

 

ただの羅列じゃなくて、相手に伝わりやすく情報を教えるために「つなげる並べ型」を使う。

以下の具体例はロジカル(論理的)に相手に伝える手段であり、ストーリーはただの羅列じゃなくて、そういったロジックでつなげる必要があるのだと思う。

 

ex.PREP法、SDS法、ホールパート法、空雲傘、抽象具体抽象、起承転結、序破急、結理事結、日常異世界日常、結起承転結(アンチクライマックス法)、、、、

などの情報提供の型が世の中には溢れている

 

  • 優先順位の高い順番
  • 読者の興味の高い順番
  • 思考の順番に合わせて情報提供するための型

 

興味づけをしながら、最後まで見てもらうためのパターン

語る内容に一貫性もあり、さらに関連づけて(最初)最後の結論まで繋げる

 

 

(または、結論に戻ってくる)

PREPやSDS、抽象具体抽象も、この流れだ。

物語も「行って帰ってくる」と例えられる。

円を描いて1回転する矢印をイメージしてほしい。

 

戻ってつながるパターンで言えば映画やアニメ。

最初に興味づけがてら未来のシーンを見せてから時間が遡り時系列順に物語が進んでいき、クライマックスになって最初のシーンへ戻る(つながる)

 

結起承転結の型も、最初に結論を伝えて「なんで?」と興味づけして、その経緯(根拠)を示し、最終的に結論へ戻ってくる流れ。

これもストーリー調かな。

 

 

その図形を考えると、それらの型も物語と言えるだろう。

ただもっとストーリーらしくするならば、キャラクターを登場させ、経験を語るとよりストーリーらしくなるだろうか。

物語を考えると、どうしてもキャラクターは大事だと思う。

 

 

しかしプレゼンで「ストーリー調で語れ」とビジネス書で書かれているところを見ると、キャラクターは必要最低条件ではない。

 

 

これはもっと娯楽性を足すならば、って話だ。

ex.キャラクター、オチ、ギャグ、出来事、失敗談、謎・質問・疑問、興味づけ

ex.デザイン、メリハリ、画力、イラスト、動画・GIF、色、

でもこれらもただの情報でしかない。

 

 

それらの情報に娯楽をさらに持たせる為に

ex.コマ割り(メクリ、ヒラキ)、カメラアングル、

 などがある

 

                         

 

 

最後に話を戻す。 

結局のところ、今の時点では、

  • ストーリー=情報の並べ方(見せ方)と関連づけ方(つなげ方)

  • ストーリー=「何か」を伝える為にある手段

だと思っている。

 

 

今後の発見と思考次第で追記するかもしれない。よろしく